著作権等に関するガイドライン

◆著作権等に関するガイドライン

ユノアクルスシリーズ及びフィギュア等、荒木元太郎原型製作の立体造形品の著作権等に関わるガイドラインです。他社や他の作家様のフィギュアやドールの著作権に関する取り扱いを保障するものではありませんので、その点をご注意ください。

 

◆まず、最初にご理解いただきたいこと

ユノアシリーズおよび各フィギュアは著作権など、各種法的な保護を受けております。こと、著作権に関しては、日本の法律と各加盟国のベルヌ条約において、ライセンス表記や使用法等ガイドライン表記などが無くともその権利は作品が生まれた瞬間から、自動的に保護をされております。ご購入いただいたお客様が、それをきちんとご理解くださった上で、常識と良心に基づきファン活動をお楽しみくださる範囲については(後述ガイドラインの条件を満たしているものに限り)侵害とは捉えません。ただし、これは著作権等で保護された各種の権利自体を放棄した訳ではございませんので、その点はご注意ください。

なお、このガイドラインは、各カスタマー様やディーラー様、画像を撮影・加工デザインする方の二次著作権を否定するものではありません。お互いの正当な権利を尊重し合う為に公開しています。どうぞ悪しからずご了承下さい。

 

◆暫定ガイドライン

弊社で生産販売をしたユノアクルスシリーズやフィギュアについては

・個人のオーナー様の場合、お客様の常識と良心に基づく使用・利用として、一般的な以下の行為については基本的に弊社への申請無しで許可としております。(いわゆるアマチュアディーラー活動と呼ばれる行為、および個人での利用を想定しています)

下記にない行為は、必ず事前にご相談の上、文書による明示的な許可・許諾をお取り下さい。

 

◆ユノアクルスシリーズやフィギュアについて

前提:以下の文において、「オリジナル」とは、弊社で販売したままの状態、ならびに、素材特性による下処理を施した状態の物を指します。「カスタム」とは、素材特性による下処理を越えた、塗装や削り・パテ盛りなどの改造行為全般のことを指します。(リキャストは複製行為であり、カスタムには含まれません)

 

1・お客様ご自身の所有する、または他の所有者から依頼された、オリジナル品やカスタム品の各種イベントでの展示(ただし、弊社商品自体を対象として入場料を取る場合を除く)

 

2・お客様ご自身の所有物(弊社オリジナル品、お客様カスタム品等)をご自身が撮影したそのまま、または加工処理した画像・動画インターネットでの公開(ただし、閲覧料を徴収するサイトを除く。他人の所持品はその所有者から別途画像の掲載許可を得た場合同上です)

 

3・イベントでの「撮影禁止の注意書きの無い荒木元太郎責任出展物を撮影した画像や動画」のインターネットでの公開(ただし、閲覧料を取る場合を除く)

 

4・ユノアシリーズ用ドール服、靴、ウィッグ、アイ、オプションの自作品製作販売・譲渡、弊社の製作販売するユノア用パーツをカスタムして譲渡・販売する行為。および、それに伴って「ユノア用」等の使用サイズ対応表記をインターネット上や印刷物(パンフレットのカット)に記載する事

 

5・お客様ご自身の所有物(弊社オリジナル品、お客様カスタム品等)の展示モデルとしての利用(ただし「弊社オリジナル商品や許諾を受けていない他者権利品をそのまま、または改造しての複製販売や展示公開は含まない」イベントでの参考展示やネットでの参考公開も無許諾では出来ません)

 

6・お客様ご自身の所有物(弊社オリジナル品、お客様カスタム品等)を撮影した画像を用いた型紙本やポストカード等、印刷物の配布・販売(ただし、お客様制作物が弊社の著作・販売物と混同されるような状態は除く)

 

7・お客様ご自身の所有物(弊社オリジナル品、お客様カスタム品等)の、各都道府県条例やその他法に違反しない状況での譲渡や販売、それに付随するインターネットやイベントでの展示・公開

 

 

・上記2、3、4、5、6項については、その原著作権者が荒木元太郎であることが判るような表記を、必ずどこかに入れて下さい。

(「ユノアクルス(C)Gentaro Araki」「ユノアは荒木元太郎の原型製作品です」など。全ての画像や全てのページに入れる必要はありませんが、トップページや人形紹介ページなど、判り易い場所にお願いします)

・また、カスタムした場合は「カスタムは(荒木元太郎ではない)誰それが行った」など、閲覧する人に明確に判る記載・掲示をして下さい。(本名の必要はありません)

・カスタムした人を記載をしたくない場合や不明の場合は、"そのメイクカスタム等が荒木元太郎塗装版や荒木元太郎カスタム品ではない"と明確に判る記述のみで結構です。

 

・1項の場合は掲示を省略しても構いませんが、質問を受けた場合は明確に質問者へご回答下さい。

・4、5、6項の譲渡・販売については「それを行った責任者の連絡先」「その製品の製作責任は生産し譲渡・販売をした方にある」ことの記載、またはなんらかの記載物の同封・貼付や通知を必須とします。

 

・企業や、個人によるファン活動の規模を超えた営利集団の場合は、上記の全ての項について、当方の許可許諾なく行うことは出来ません。また、上記()内但し書きの行為も同様です。必ずそれを行う前にお問合せ・許諾申請をして下さい。(3項はイベント主催者に取材許可があれば問題ありませんが、必ず弊社スタッフに撮影の旨お声がけ下さい)

 

◆当サイト内の画像や文章について

前提:

以下の文において、「当サイト」とはこの錬金術工房公式サイトのほかに、WEBSHOP、ユノアブログ、Twitterアカウント、instagramアカウントを含みます。

 

当サイトに掲載の画像については、法の許可する引用および私的使用の範囲以外で、加工の有無を問わず、画像の転載や直接リンクによる表示を、許可なしに行うことができません。

(一部には使用許可を出しておりますが、そちらは申請を頂いたものに対して審査をし、許諾した場合にはその旨の記載を、目に触れる位置へして頂いております)

 当サイトにおけるスケジュールや各種説明、お知らせやガイドラインの文章の転載は、申請許諾無しに、全部、または一部を抜粋して転載する事を許可します。

(ただし、改変することは許可しません。また、その転載元やURLを出来るだけ明記してください)

 

ご注意ください!

上記は全て、弊社が著作権を持つ物に対する見解です。他社や他の個人の方の著作物については適用されませんので、必ずその著作者か著作権管理者、著作権管理ルールをご確認ください。

 

・ユノアなどをベースに利用した「いわゆる版権の関わるドール服や小物他」は、その版権作品の著作者か著作権管理者の許諾が別途必要です。

(例:ユノア用にマンガやアニメのキャラクター服をアマチュアディーラーが作り販売・展示する場合の責任

 許諾申請なしOK…ユノアのドールモデル使用に錬金術への申請は必要ありません

 許諾が別途必要……ユノアを含まない部分、ドール服やキャラクター使用版権はその各著作権利者にあり、各社版権処理ルールは異なり、別途版権に関する許諾を受けられるか否かはご自分でお調べください

・いわゆる販売や譲渡を伴わない無償のファン活動における使用…許諾なしでのファン活動における全ての責任は活動を行うご本人の自己責任に帰属し、弊社は推奨しておらず、そしてその責任を負いません。

 

なお、上記における荒木および弊社著作物の許諾申請の手間を省略しても良い全ての項目に関し、その無申請許諾の対象かどうかを判断するのは権利を有する荒木元太郎および株式会社錬金術工房です。

お客様の判断・主張と異なる場合がございますが、弊社が禁止通知・告知を出した場合は「その方に対して許可許諾を取り消した事になります」のでくれぐれもご注意下さい。

不安に思われる方は自分で判断せず、事前にご相談下さい。また、上記に記載のない件につきましても必ず別途ご相談下さい。

 

◆リキャスト(複製行為)について

リキャストというのはウレタンレジンなどによって鋳造(キャスト)された複製品を原型とし、再鋳造(リ-キャスト)によって複製する行為や技術を指す通称です。複製行為は(著作権があるものについては)その権利者が独占的に行うことが出来ます。著作権者が許可許諾をした場合や相手に限り、その者も複製行為を行うことが出来ます。

・著作権者が許可許諾をしていない複製行為、それを行った者は違法となります。

 

例外として、私的使用のための複製(著作権法第30条)は、権利者の了解を得ずにできるとされています。

しかし、有償・無償に関わらず、複製品のインターネットならびにイベント展示など「不特定多数・不特定少数・特定多数に公開すること」は私的使用の範囲として定められた「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内より逸脱します」ので、私的使用の定義には含まれず「"有償無償の区別無く"権利者の著作権を侵害した違法行為」となります。また「上記の限られた私的使用範囲内であっても"無償でない場合は私的使用ではない"のでこれも違法行為」です。全部であれ、一部パーツであれ、絶対にお止め下さい。

 

なお、"リキャスト(複製)を自分で行い公開せず家庭内で使用"していても、「オリジナル品を他者に譲渡・販売した段階で所有権が喪失し、所有権喪失に伴って私的使用の範囲外=違法」となります。従って「リキャスト(複製)を手元に残し、オリジナルを譲渡・販売することは出来ません」

紛失・破損時にバックアップとして保管しておいた物を使用することは、所有権がご本人にあるので問題はありませんが、展示公開は出来ません。

※弊社商品のパーツ破損に関しては有償交換可能な場合もございますので、一度ご相談下さい※

 

◆よくある私的使用に関する範囲の誤解例

・オリジナル品が手元にある状態で、リキャスト(複製)したものを、販売モデルに使用していい

・オリジナル品を改造して、自分でリキャスト(複製)したものをサイトで掲載するが、オリジナルとリキャスト(複製)したものを、同時に公開しなければいい

・オリジナル品の形状を改造せず、リキャスト(複製)により素材を置換する事は、塗装やコート吹きつけと同じ、カスタム行為にあたるので、公開・展示をしていい

このような表記を、インターネット上で「私的使用の範囲」だと書いている方を見かけますが、インターネットやイベントなどで公開・展示をした場合は法で保護された私的使用の「複製」にはなりませんので、絶対にお止め下さい。

(法律上では、オリジナル品やカスタム品のインターネット上での公開やイベント展示は、公衆送信権や展示権について権利者からの使用許諾がなければ行えません。荒木元太郎作品の私的使用における申請省略許諾内容については、上記をご確認ください)

 

ユノアシリーズオリジナル品そのままのリキャスト、および、改造を伴った複製品の公開や生産販売を、荒木および弊社で許諾した事例は現在ありません。それらは違法な品、海賊版です。